オフロードやオンロードの競技人口に関する話
先日、以下のツイートがタイムラインに流れてきました。
JEC御所のエントリー台数79台・・・
全日本だよ。
全日本
全日本— tadashi.kugimura (@TKugimura) July 12, 2022
どう言っていいか分かりませんが、ぼくはトライアルにどハマりして、周囲の人を巻き込もうと思って、友人や知人にもトライアルを伝えていますが、なかなか一緒にやる・・・とまではいきませんよね。
オフロードにしても、オンロードにしても、競技人口ってそう簡単には増えないことと、競技走行になると、より一層、壁が高くなると感じています。
ぼくは、バイクに乗り始めてまだ数年、競技走行についてはまだ一年も経っていません。笑
だからこそ、何も持たないど素人が競技舞台に上がるまでに感じたことなどを書いてみたいと思います。
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ひとしきり記事を書いてから思ったことですが、ぼくがここで書いているのは、30歳以上で既婚の方が対象となっているかもしれません。
20代前半で結婚もしてなくて、、、という方は対象外になるかもしれません。
20代前半の方でも”分かる”と言っていただける方もいるかもしれませんが、それらをクリアしてレースに出ている人もいるのはいると思いますので、全員に当てはまることを書いたわけではないことを、ご理解ください。
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ぼくはしがらみや横の繋がりがないので、好き勝手言い放題が出来るんですよね。
なので、忖度はないものと思っていただければと思っています。
競技に行くまでに感じた壁
まずは、ツーリングに行ってただけのライダーが、競技に行くまでに感じた壁を書いてみたいと思います。
カネがかかるイメージしかない
まずは、冷静にカネの問題ですかね。
マシン買って、ウェア買って、工具やあれこれして、、、その上、トランポ問題のような、まだ目に見えてないコストもかかってくる・・・。
月に数万円のお小遣い制のご家庭の方では、参加することが出来ませんよね。
良くか悪くか、身の丈にあった趣味を見つけてたり、最初から収入にあわせた生活をする方にとっては、競技なんてやるだけ無駄なことなんですよね。
競技をやったところで得られるモノもありませんし。
よしんば、ツーリングユーザーが競技の入り口にいたとして、(何とか)セローに乗ってます・・・というだけでは競技を継続することも難しいですよね。
(言い方にトゲがあるかもしれなくて申し訳なく思いますが、それが現実かなと思います。)
公務員でない限り、給料は保証されませんしね。
日本はちょっと貧乏になりすぎたですかね。
そんなことを思います。
キャリア・経験がないのに出来るとは思いにくい
よしんば、何とかマシンを揃えたとして、これまで未経験だったバイクに大人になってから乗って上手くなれるとは、到底思えないですよね。笑
ぼくも、正直、オンロードにしてもオフロードにしてもトライアルにしても、どれだけ頑張っても、そこまで上手くなれるとは思えないのが正直なところです。
でも、今はまだ、何とか行動もしてるし、言う以上に動くようにはしていて、何とか手応えを掴んできた最近なので、やれそうな気はしてきていますが、現実に打ちのめされる時も多いですよね。
ただ、ぼくは、ずっとスポーツをして、曲がりなりに実業団まで生き残れた部類で、それなりに運動に覚えがあるので、ここまできたら意地だと思って何とかやれてますが、そういう経験がない人がいきなり30をすぎて競技バイク・・・は、なかなか非現実的ですよね。汗
大人になってから身に覚えのない趣味でゼロからモノを覚えるくらいなら、仕事や身に覚えのあることを優先したくなるのは当然のことかなと思います。
突然、「油絵や水彩画を描いてみない?」と言われて書く人はいないのと同じことですよね。
ゴルフなら世の流れ的に言えばワンチャンあるかもしれませんが、いきなりゴルフクラブを一式揃えることが出来る人は限られてますよね。
それが現実かなと思います。
ダメだった時にマウントを取られたくない
カネもクリアして、夢と希望を持って努力をしてる最中、誰かにマウントを取られたりしたら、もうこの上なくアホらしいですよね。笑
車やバイクに関しては、そういうマウントが存在することを、どことなく感じている人も多くて、そういう壁もあるかなと感じています。
正直、揃ってる用具などを見ればヒエラルキーがあると錯覚してもおかしくないですよね。
子どもの頃からやってる人と、30過ぎて始めた人とでは、やはり手際も用具もマシンも、そして実力も何から何まで違います。
当事者は気づかないかもしれませんが、そういうあれこれは、言動にも出てきます。
ぼくがカネを語ると、どことなく”いやらしさ”を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、ぼくにはそのつもりは一ミリもありません。
会社を経営して、誰かの面倒を見て、常にカネと向き合ってると、それが普通になるんですね。
まして20代から起業してる身ですので、10年以上、経営者として生きてるんですね。
そんな経営者が普通の一般的なサラリーマンと同じ感覚でカネを見てたら、そっちの方がおかしいんですよね。
そんなモノかなと思います。
サーキットにしてもトライアルにしても、”楽しめばいい”の一言で競技レースに誘うのはいいと思うんですが、まだまだ未経験で技術も何もない人にとって経験者の言動は、なかなか思っている以上に怖いものなので、気長に付き合う覚悟で誘ったりした方がいいかな・・・と、個人的には感じています。
誰かと一緒にしたいけど・・・
なので、まぁ誰か仲のいい人や、毎回、一緒に練習する人を見つけることができるなら、まだワンチャンあるかもしれませんね。
不安が払拭されると言いますか。
困った時の心の支え・・・と言いますか。
どれだけ言っても助け合いがないとキツいですしね。
ぼくは人生柄、一人でいけるらしく、別に誰かと一緒じゃなきゃ練習はしない・・・ということにはなりません。
一人でも全然いきますし、やれます。
ただ、一緒に練習する人がいると、やっぱり楽しいですよね。笑
盛り上がりますし、怖さも半減しますし。
ぼくにとって、しんや君(トライアルIASの廣畑選手)の存在はやっぱり大きいですね。
一緒に練習してほしいとは思いますが、やっぱり現実的に厳しいのは分かるので、時折見てもらって成長を感じてもらったり、マシンに関する質問ができたりするのは大きいですよね。
なので、声をかけて一緒に練習したりするのが当たり前な流れになると、初心者としては嬉しいことかなと感じています。
もし、自分が声をかけて一緒にやってくなら、何かしらルールを設けて、気長にお付き合いをする感じになるといいかな?なんて思います。
マシンやメンテナンスに関する問題
それら諸々を何とかクリアしたとして、今度はマシンとのお付き合いってところでしょうか。
ハンドルバーが曲がったりタイヤを交換したり・・・。
とても小さなことですが、やったことがなかったり、ショップに任せることで解決する問題を自分でする・・・というのはなかなかキツいものがあります。笑
そのために、休日を1日潰すことになるんですね。
もし失敗したら・・・というプレッシャーとも戦うことにもなります。
ひょっとすると、ここが一番のネックかもしれません。
少なくとも、ぼくは、今もこの問題だけは本当にキツいなぁ・・・と思っています。汗
今後も何とか頑張っていきたいとは思っていますが、限界はあると思うので、その時にはショップの皆様にお願いをしようと思っています。
締め
という諸々を感じたぼくでございました。
それらを何とかクリアして、ぼくは、色々と競技走行を楽しんでる感じなんですね。
同じように諸々の問題を解決して一緒に楽しめる人がどれだけいるかと考えると、、、なかなか難しいですよね。
特に、お子様がいるご家庭の方を誘うのはなかなか難しいですよね。
で、個人的に思っていることを、最後に付け足しさせていただきたく思うんですが、ぼくは、トライアルで、一定の成果を上げて、国際B級にまで上がりたいと思って毎日やっています。
なので、楽しいことばかりを想像してても、絶対に上がることはできないと思っているんですね。
現実に打ちのめされて当然かなと思っています。
競技経験のない方を誘うには色々気を使った方がいいのかもしれませんが、既に競技の中に入ったので、ここからはちょっと違うと思いまして、厳しく接してくださる方を求めています。笑
嘘のようなほんとのような・・・。
まぁまだ一年もやってない私ですので、言っても無駄・・・かもしれませんが、言われないと分からないことも多いので、なるだけ厳しめにお願いしたいなと思っているんですね。
ただ、いきなり多くのことを言われてもいきなり何でも出来るようにはならないので、気長なお付き合いをお願いしたく・・・。笑
ということで、今回の記事は一旦締めにしておきたく思います。
次回の記事では「競技人口やレース参加者を増やすために必要なこと」を書いてみようと思います。
上手くまとまってないかもしれませんが、とりあえず、色々書いてみようと思います。
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